
甘酒は栄養たっぷりの日本の伝統的な発酵飲料。
疲れたときは、甘酒を飲みながらホッと一息入れるのが私のお気に入りです。
甘酒といっても酒粕で作る甘酒と米麹で作る甘酒があり、飲む点滴といわれる甘酒は米麹を使ったノンアルコール甘酒。
今日は米麹ともち米を使った昔ながらの甘酒レシピや甘酒の保存方法をメモします。
寒い季節、生姜をたっぷり入れた甘酒は温まりますよ♪
目次
もち米を使った昔ながらの甘酒の作り方

昔ながらの甘酒は、もち米のお粥に米麹を加えて作ります。
ではまず材料からご紹介しますね。
材料
- もち米1合+水2合分
- 米麹 200g
- 水 200cc(冷ますための水)
- 温度計
- 発酵に使う炊飯器や魔法瓶など
米麹は生がなければ乾燥米麹でもOKです。
1.もち米粥を作る
まずは発酵させるもち米のお粥を作ります。
もち米甘酒のレシピ
- 米麹は手ですり合わせるようにしてよくほぐしておきます。
- 炊飯器に洗ったもち米1合と水(2合分)を入れて30分~1時間ほど水に浸け、お粥または通常モードで炊飯します。
※お粥はお鍋で作っても大丈夫です。
- お粥が炊き上がったら炊飯器から取り出し、水を200ccほど加えて60℃くらいまで冷まします。
- お粥が冷めたら米麹を加えてよく混ぜます。
※お粥の温度が高いと酵素が失活して発酵できません。60度くらいまで冷ましてから入れてください。
- よく混ぜたら甘酒のもとの出来上がり。
これから炊飯器や魔法瓶、こたつなどで発酵させます。
2.発酵させる
出来上がったもち米のお粥を発酵させていきます。
炊飯器で発酵させる場合
- 60℃くらいを保つため、保温をしたままふきん等をかぶせて8時間放置します。
保温の温度はメーカーによって違うので、こまめに温度を計って調整してください。
我が家はふきん1枚でちょうど60℃前後をキープです。
ちなみに炊飯器はパナソニック。

魔法瓶や保温ジャーで発酵させる場合
- お粥を鍋に移し、65℃くらいに温めておきます。
- 魔法瓶に入れたらふたをして、8時間放置します。
※温度が下がっていて甘みが少なければ、もう一度温めて延長してください。
こたつなどで発酵させる場合
- お粥を厚手の鍋に移し、65℃くらいに温めておきます。
- フタをして毛布にくるんでこたつの中に入れ、8時間放置します。
こたつ??と思われるかもしれませんが、私の祖母は今もこたつで美味しい甘酒を作っています。
ヨーグルトメーカーなんてよくわかりませんし。笑
夜寝る前に入れておけば、朝には美味しい甘酒になっています。
ただし冷めにくいようにいつも大量です(^^;)
米麹甘酒の出来上がり

出来上がりはこんな感じです。
甘くていい香り~!
そのまま置いておくとさらに発酵が進んで酸っぱくなってしまうので、冷まして冷蔵庫に入れるか冷凍してくださいね。
甘酒を保存するには

甘酒をそのまま置いておくと発酵が進んでしまうため、4、5日しか持ちません。
すぐに飲んでしまわないときは、発酵を止める「火入れ」が必要です。
火入れは甘酒を鍋に入れてひと煮たちさせればOKです。
火入れをすると酵素は壊れて失活してしまいますが栄養はそのまま残るので、長期保存したいときは火入れをしてください。
冷蔵庫で2~3週間は保存できます。
それ以上保存したいときは、冷凍庫で保存してください。
おすすめは製氷皿。
ちなみにダイソーで買いました。

1杯分だけ温めたり料理に入れたりするのに、とても便利です。
米麹甘酒の飲み方

出来上がった甘酒は濃いので、水や牛乳、豆乳などを加えて飲みます。
温めるときはひとつまみの塩を加えると、甘みがより引き立って美味しくなります。
お好みでショウガなどを入れて飲んでくださいね。
夏は冷たく冷やしたり、凍らせて甘酒アイスにするのもおすすめです。
自家製の甘酒のメリットは酵素が壊れていないこと。
酵素もしっかり摂りたいという人は、65℃を超えないように温めて飲んでください。
昔ながらの甘酒の作り方まとめ

もち米を使った昔ながらの米麹甘酒の作り方をご紹介しました。
分量は目安としてメモしましたが、もち米と米麹の配分はお好みです。
ご飯粒がたくさん入っている方が好きという方は、もち米は2合で作ってください。
米麹甘酒を美味しく作るコツは
- ムラができないように米麹はよくほぐしておくこと。
- 65度以上にならないように温度調節をしっかりすること。
です。
これでほんとに砂糖不使用??と思うくらい甘いですよ♪
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