全粒粉は小麦の表皮や胚芽を残したまま粉にしたもの。
お米で言うと、白米を粉にしたものが小麦粉で玄米を粉にしたものが全粒粉です。
ダイエットや健康のために食べるなら小麦粉よりも全粒粉のパンですが、市販されているパンは全粒粉が1~2割程度と物足りないので自分で焼くことにしました。
そこで悩むのが全粒粉と小麦粉の割合。。。
美味しく食べられる全粒粉のパンはどれくらいなのか、割合を変えて4種類焼いて食べてみたのでメモします。
参考まで~。
共通:全粒粉のパンの材料とレシピ
全粒粉は強力粉に比べると膨らみにくく、また全粒粉の中でも粒子が粗いと硬めのパンに、細かいと柔らかめのパンになります。
今回はスーパーで買える「日清のパン用全粒粉」を使って焼きました。
粒子は細かいです。
ホームベーカリーと材料
ホームベーカリーは「おうち乃が美」の高級食パンが焼きたくて買った、パナソニックの「 SD-MDX102-W 」。
材料は、
・カメリアの強力小麦粉
・日清の全粒粉(パン用)
・森永のスキムミルク
・ぬちまーす(塩)
・スーパーカメリアのドライイースト
その他、
・雪印の無塩バター
・三温糖
・ウォーターサーバーの冷水
を使用しました。
レシピ
材料
- 強力粉 全粒粉 合わせて280g
- 無塩バター 10g
- 砂糖 17g
- スキムミルク 6g
- 塩 5g
- 冷水 200ml
- ドライイースト 5g
パナのホームベーカリーには「全粒粉コース」もあるのですが、5時間かかるので今回は全て「早焼きコース(1時間55分)」で統一。
レシピ
- ホームベーカリーのパンケースに羽をつけます。
- 粉、砂糖、スキムミルク、塩、バターを山を作るように入れます。
- 冷水を周りに注ぎ入れます。
- 中蓋をして、イースト入れにドライイーストを入れます。
- 外蓋をしたら、メニューで「5」の早焼きコースを選んでスタート!
- ピピっと鳴ったら「取消」を押し、パンケースを取り出します。
- 2分置いたらパンを取り出して冷まします。
全粒粉の割合が30%のパン
材料
- 全粒粉 84g
- 強力粉 196g
- その他は同じ
ほぼ普通~の食パンです。
しっとりふっくらと焼き上がり、いつも柔らかい白パンを食べている人も違和感なく食べられる割合です。
翌日も硬くならず、そのままでも美味しく食べられました。
全粒粉の割合が50%のパン
材料
- 全粒粉 140g
- 強力粉 140g
- その他は同じ
匂ってみると少しふすまっぽい香りがするかなという程度。
パンが焼けるいい匂いが部屋中に漂っています。
全粒粉が30%のパンに比べると膨らみも弱くなり高さも低くなりましたが、まだまだ柔らかいです。
パンの風味もそのままで、これくらいなら問題なしです。
ラップに包んで翌日、2日後、3日後と常温で置いてみましたが、トースターで焼くだけで中は柔らかく美味しく食べられました。
後日くるみを投入!相性バツグンです。
全粒粉が75%のパン
材料
- 全粒粉 210g
- 強力粉 70g
- その他は同じ
中はふんわりしていますが、75%となると少し表面が硬めになってきました。
パンの甘味は少なくなり、少し全粒粉独特のエグミを感じます。
サンドイッチにするなら薄くスライスして具を挟むので、これくらいでも大丈夫かもしれません。
全粒粉の割合が100%のパン
材料
- 全粒粉 280g
- その他は同じ
色も黒く目が詰まった感じのパンで、一応膨らみましたが高さは低め。
ふんわり感・しっとり感はなく少しパサつきます。
パンの甘味はなく、えぐみというか苦みが強いです。
サンドイッチなら?と卵サンドにしてみましたが、マヨネーズのパンチよりも全粒粉のクセの方が強く、リンゴジャムの甘さも合いませんでした。
翌日はさらにパサつき、2日後は硬くなったので、濡らしたキッチンタオルで包み、電子レンジで10秒温めました。
柔らかくはなりますが、やはり甘みがないのでイマイチでした。
全粒粉の割合を変えて焼いてみたみたまとめ
25% → 普通のパンとあまり変わらず物足りない
50% → そのまま食べても美味しく食べられる
75% → サンドイッチにして食べるならいいかも
100% → 苦みが残り、美味しくない
全粒粉は小麦粉に比べると食物繊維やビタミンなどが多く、健康やダイエットを意識するなら全粒粉がおすすめですが、入れすぎると気になるのが硬さよりも苦み。
結果、味や焼き上がりの柔らかさなどのバランスがいいと思ったのは50%。
サンドイッチにするなら、70~75%くらいまでは美味しく食べられそうです。
私個人の感想なので参考まで。。。