麦とろ飯でお馴染みの押し麦は、平たく押しつぶしてあるのが特徴の大麦です。
白米に比べると食物繊維が豊富に含まれているので、ダイエットや健康のために食べている人も多いのではないでしょうか。
麦ご飯は炊飯器で簡単に炊けますが、時間がないときは鍋や電子レンジで炊くのが早くて便利です。
今日は鍋や電子レンジでも簡単に炊ける押し麦100パーセントの炊き方をメモします。
押し麦だけ食べたいときや味噌汁やスープに入れたいときなどに。
押し麦だけの炊き方 鍋編
私がよく食べているのは、 はくばく 胚芽押麦(スタンドパック) 。
胚芽の部分を残しているので、押し麦よりもビタミン類が豊富です。
さらに小袋になっているので計る手間が省けて使いやすいです。
スーパーやドラッグストアなどで買えます。
材料
- ふたができる鍋
- 押し麦 2袋(90g)
- 水 180ml(押し麦の2倍)
押し麦を炊く鍋は何でもOKですが、フタがついているお鍋を選んでください。
土鍋でもOKです。
押し麦ご飯のレシピ
- 鍋に押し麦と水を入れ、30分以上浸しておきます。
- 鍋にふたをして中火にかけます。
- 沸騰したらごく弱火にして15分炊き、そのまま15分ほど蒸らします。
- よく混ぜて出来上がり!
押し麦だけなのでパラパラしますが、プッチプチのご飯が炊けます。
押し麦のみの炊き方 レンジ編
電子レンジで炊くときは、電子レンジ対応の耐熱容器を使用します。
材料
- 耐熱容器(大きめのもの)
- 押し麦 1袋(45g)
- 水 135mlくらい(押し麦の3倍)
注意するのは水の量。
ふんわりラップをかけるだけなので、鍋で炊くときよりも多く入れます。
ブクブクと泡立って吹きこぼれるので、大きめの容器を使ってください。
押し麦をレンジで炊く
- 耐熱容器に押し麦と水を入れ、30分以上浸しておきます。
- ふんわりとラップをかけて、レンジで加熱します。500wで12分。
分量によって加熱時間は調整してください。だんだんブクブクしてきました。
小さな泡が大きな泡になり、泡が立たなくなったら水がなくなった合図です。これ以上加熱するとかたくなってしまうので、調理時間が残っていても加熱を取り消して、そのまま15分蒸らします。
- 火傷しないようにレンジから取り出し、よく混ぜて出来上がり!
食べてみてまだかたいと感じたら、水を加えてもう一度加熱してください。
押し麦を炊く水の量と美味しく炊くコツ
鍋で押し麦を炊くときの水の量は、
押し麦:水=1:2
押し麦が1カップなら水は2カップ、
押し麦が100gなら水は200mlです。
電子レンジで押し麦を炊くときの水の量は、
押し麦:水=1:3
押し麦が1カップなら水は3カップ、
押し麦が100gなら水は300mlです。
電子レンジの場合は水を多めにしないとかたくなってしまうので、3倍の水を入れてください。
加熱中はブクブクと泡が立って吹きこぼれるので、大きめの耐熱容器を使って炊いてくださいね。
押し麦100%をご飯を美味しく炊くコツ
美味しく炊くコツは
- 炊く前に浸水させておくこと
- 炊いた後にしっかり蒸らすこと
これさえ守れば芯が残ったりせず、ふっくらと美味しい押し麦ができます。
加熱時間は浸水時間や鍋の種類、分量などでも多少違ってきますので、少しずつ好みに合わせて調整してください。
炊いた押し麦は冷凍保存が便利!
押し麦は冷蔵庫で2~3日保存できますが、まとめて炊いて冷凍保存がおすすめです。
炊き上がったら1回分ずつラップに包むか保存袋に薄くのばして入れ、冷凍庫で保存してください。
薄くのばして冷凍しておくと、使うときに必要なだけ折って使えるので便利です。
食べるときは自然解凍か電子レンジで温めればOK。
炊きたての押し麦が食べられます。
自分だけ押し麦ご飯を食べる場合も、食べたいだけご飯と混ぜればOKです。
スープなどに入れるときは冷凍のままポン!と入れてください。
押し麦の炊き方 まとめ
押し麦だけ炊いて冷凍しておけば、食べたいときに白米に混ぜて麦ご飯にしたり、味噌汁の具やサラダなどにすぐに使えて便利です。
「お鍋でご飯を炊く」って何となく火加減や水の量が難しそうですが、やってみると簡単にできるのでぜひやってみてください。
慣れれば白米や玄米を混ぜたり、炊き込みご飯なども自由にアレンジができるようになります。
かつおだしやコンソメ、中華だしを入れて炊いても美味しいですよ!