麹で作る甘酒は「飲む点滴」といわれるほど栄養価が高く、夏バテや疲労回復にぴったりの飲み物ですが、黒米を加えた黒米甘酒はさらにパワーアップ!
今日は黒米甘酒の効果効能と、ヨーグルトメーカーを使って黒米ご飯から作る黒米甘酒の作り方をメモします。
元気が肌や髪にも届きます♪
黒米甘酒の効能や栄養
黒米甘酒は、麹の甘酒に黒米を加えたもの。
疲労回復効果の高い甘酒に、黒米ならではの効能がプラスされています。
黒米甘酒の効能
麹甘酒は、すぐにエネルギーとなるブドウ糖や疲労回復ビタミンといわれるビタミンB群、ミネラルなどが豊富で
- 疲労回復
- 便秘改善
- 免疫力アップ
- 美肌
をサポートする効果があります。
そして黒米は「薬米」といわれるほど効能が多く、古くから薬膳食材としても食べられてきた穀物で
- 眼精疲労の改善
- 生活習慣病の予防改善
- 血流改善や造血作用
- 便秘改善
- 美肌や美髪
をサポートする効果があります。
黒米や黒ごま、黒豆、黒きくらげなどの黒い食べ物は「腎」を補う食材。
中医学でいう「腎」は腎臓の機能のことだけでなく、生命力を主り、成長や生殖、ホルモン、老化など幅広い働きも含んでいるので、腎を補うことは元気に若々しく過ごすことにつながります。
黒米の栄養
黒米は玄米ですが、玄米との一番の違いはポリフェノールであるアントシアニンが含まれていること。
また食物繊維やカリウム、葉酸も豊富で、低カロリー低糖質です。
黒米は玄米や白米に少量混ぜて炊くので比較しにくいですが、参考までに栄養成分表を載せておきますね。
炊いたご飯100g(お茶碗2/3)の成分です。
黒米甘酒の作り方
黒米甘酒は黒米ご飯(お粥でも可)と麹と水で作りますが、ご飯は白米でも玄米でも作り方は同じです。
普段食べているご飯を使ってください。
今日は私がいつも食べている「玄米(1合)+黒米(大さじ1)のご飯」と米麹を使って作ります。
材料
- 黒米ご飯 1合分(320g)
- 米麹 200g
- 水 400ml
黒米甘酒のレシピ
- ヨーグルトメーカーの容器を消毒します。ヨーグルティアの場合は容器に水を少し入れ、中ぶたとスプーンを入れて電子レンジで1分加熱します。
- 米麹が板状の場合は、もみほぐしてバラバラにしておきます。
- 火傷しないように消毒した容器の水を捨て、水、ご飯、米麹を入れます。
- よくかき混ぜます。
- 内ぶたと取っ手ぶたをして、本体にセットします。
- 本体のふたを閉め、60℃で8時間にセットします。
- 出来上がり!
発酵させる前と変わっていないように見えますが、かき混ぜてみるとご飯はクタクタに柔らかくなっています。
香りもすっかり甘酒の香りです。
黒い粒は黒米、茶色い粒は玄米、白い粒は米麹です。
ご飯から作るとこんな感じですが、お粥から作るともっと潰れた状態になります。
黒米甘酒の飲み方や保存方法
粒が気になる場合
そのまま食べてもとても柔らかいですが、ドリンク状にしたい場合は好みの状態までフードプロセッサーにかけてください。
クリーミーな甘酒になります。
黒米甘酒の飲み方
今日作った分量は濃い目でとても甘いので、飲むときは水や牛乳、豆乳などで割って飲むのがおすすめ。
私はいつも豆乳で薄めて飲んでいます。
豆乳×甘酒はダイエットにも効果的です。
その他、砂糖代わりに料理に使ったり、冷凍庫で凍らせてアイスとして食べても美味しいです。
黒米甘酒の保存方法
出来た甘酒は冷蔵庫で1週間ほど保存することができます。
それ以上置いておくと発酵は次の段階に進み、酸っぱくなってきます。
なので1週間以上置いておきたいときは、火入れ(70度以上に加熱する)をして発酵が進まないように失活させるか、保存袋や容器に入れて冷凍庫で保存してください。
冷蔵なら2~3週間、冷凍なら数か月保存できます。
冷凍しておくと、長持ちする上にドリンクとしても調味料としても、そのままアイスとしても食べられるので、とても使いやすいです。
濃いとカチカチに凍らないので、取り出すときは周りに包丁を入れるかフォークなどで崩してください。
黒米甘酒の効能と作り方まとめ
黒米はアントシアニン(ポリフェノール)を含んだ栄養価の高い古代米です。
強い抗酸化力を持ち、生活習慣病の予防改善や目の疲れ、美肌美髪効果が期待できるので、普段からご飯に混ぜて食べるのがおすすめです。
そして残ったご飯は麹とともにヨーグルトメーカーに!
翌朝は生きた酵素たっぷりの無添加の黒米甘酒で、元気チャージばっちりです~。
<使用したヨーグルトメーカー>