週末は食事を味噌汁に置き換えるプチ断食はいかがでしょう。
海外で栄養学を学び、自らも痩せたという内科医の関先生の話によると、
味噌汁にはダイエットに必要なミネラルとビタミンが豊富に含まれているので、ファスティング(断食、クレンズ)をするのにとても効果的とのこと。
今日は医師もおすすめ!味噌汁を使った置き換えダイエットについてメモしておきます。
まとめ他の発酵食についてはこちらをどうぞ!
→ 発酵食品の種類はどれくらいある?身近にある主な菌種や食品一覧
味噌汁ファステイングの方法とは
ファスティングとは「断食」のこと。
数時間~数日の間、固形物を食べずにデトックス・リセットする食事療法です。
食べすぎや不規則な食生活などで疲れた消化器官を休めることで胃や腸が本来の働きを取り戻し、代謝や免疫力アップ、デトックス効果を高めるというものです。
やり方を間違えると体調不良になることもあるので、3日以上のファスティングは専門の施設で行うのがおすすめですが、短期間であれば自宅でも行うことができます。
準備
週末であれば土曜日は脂っこいものやアルコールを控え、夕食は腹八分目にします。
そして日曜日の朝には消化が終わって消化器官が空っぽの状態にしておき、ファスティングを始めます。
ファスティング
ファスティング当日は味噌汁だけで過ごします。
味噌汁は塩分が多いので飲む量には注意が必要です。
厚生労働省の塩分摂取目標量は女性で1日6gまで。
ちなみに普通の濃さの味噌汁1杯分の塩分はおよそ1.5gです。
摂りすぎると逆にむくみの原因になってしまうので、それを超えないようにします。
前日から昆布を水につけておき、いつもより薄いと感じるくらいの味噌汁(具なし)を作り、1日3~4回に分けて飲みます。
味噌汁以外には水分をしっかり摂り、カフェインやアルコールは控えます。
ファスティング後
ファスティング翌日の「回復期」は一番大切な期間です。
休み明けにいきなり大量の食事をすると、体に大きな負担がかかってしまいます。
消化の良いお粥などをゆっくりとよく噛んで食べるようにし、揚げ物や消化に時間がかかるお肉などは避けてください。
味噌汁の効果
脂肪燃焼を助ける酵素はミネラルとたんぱく質で作られています。
味噌汁に含まれる鉄やカリウム、マグネシウムは脂肪燃焼に欠かせないミネラルで、このミネラルが足りなくなってくると痩せにくくなってしまいます。
また味噌汁にはコレステロールを排出する働きもあり、さらにデトックスすることでむくみの改善や美肌効果、代謝UPにも効果的です。
この味噌汁ダイエットで1か月で12kg痩せたという男性もいたそうです。
それも運動なしで。
さすがにこれは専門家のもとで行ったのだと思いますが。
プチ断食が辛い人向けダイエット方法
現代人は胃液が少ない人が多いと言われています。
胃液が出ないと栄養素を吸収できずに太りやすい体になってしまうので、食べる前に準備しておくことも大事。
胃液を準備するのには苦み成分や香り成分がよく、付け合わせ位の量のパセリを食事の5分くらい前に噛んでおくとよいそう。
胃液をしっかり出すことで体が栄養素を吸収しやすいモードに変わるので、栄養が満たされ満腹に感じやすくなり、痩せやすくなるんだそうです。
パセリがダメな人は、パクチーやクレソン(栄養価のバランスが高い果物・野菜ランキング1位)でも可。
他には梅干し。
唾液をしっかり出すことで胃酸も出るので、ミネラルの吸収がよくなって痩せやすくなるんだそうです。
栄養吸収が足りないと・・・
ミネラルやビタミンの吸収ができないと脂肪が代謝されないばかりか体が栄養不足と判断してサインを送り、もっと食べたくなって太る原因になってしまいます。
またミネラルやマグネシウムが足りないサインなのに、甘いものや別の栄養素のものを食べてしまったりすることも。
なので、食前に苦み成分のあるものを食べて胃酸を出し、代謝に必要な栄養素を吸収できるようにしておくことも大事なのだそうです。
味噌汁置き換えダイエットまとめ
味噌汁を使ったファスティングダイエットについてご紹介しました。
ファスティングは定期的にやっていますが、体重が減るだけでなく胃もたれや便秘も良くなりますよ。
1日中食べないのは辛いという方は、朝食を味噌汁に置き換えるだけでも効果的です。
前日の夕食から昼食まで16時間くらいは空くように行ってください。
ただし無理は禁物です。
<関先生の味噌汁ダイエットの詳細>