発芽玄米は玄米に比べると炊きやすくて食べやすく、消化も良くて栄養も豊富。
さらに脂肪の分解を助ける働きを持つGABA(ギャバ)も豊富です。
GABAにはストレスを軽減して睡眠を改善する働きもあるので、ダイエットだけでなく忙しい現代人にもおすすめなのですが、買うとちょっと割高。
今日は家でも簡単にできる発芽玄米の作り方や注意点などをメモします。
水に浸けておくだけで玄米が目覚め、噛めば噛むほど甘みのある美味しい玄米になります。
発芽玄米の作り方~①ボウル編
まずはボウルを使って常温で発芽させる発芽玄米の作り方です。
とても簡単で、玄米を水に浸けておき、発芽するのを待つだけ!
暖かい時期なら24~30時間ほどで発芽します。
※夏の暑い時期は雑菌が繁殖しやすく、冬の寒い時期は3日も4日もかかってしまうので、室温によっては冷蔵庫やヨーグルトメーカーなどを利用するのがおすすめです。
参考→ 発芽玄米の作り方~ヨーグルトメーカーなら簡単時短で失敗無し!
ボウルで発芽玄米を作る
- 玄米を洗い、もみ殻などのごみを取ります。
- 水を張り、直射日光の当たらないところに置いておきます。ざるとボールを使うと水替えの時に楽です。
こんな家族がいる場合は・・・
顔や手を突っ込まないように、ふんわりとラップをしてくださいね。
- 1日に2~3回、水を取り換えながら発芽を待ちます。写真は最高気温が20度くらいで12時間後の様子です。
胚芽の部分がしっかり膨らみ、もう発芽玄米として食べられます。
- 30時間経過。すっかり発芽しました。
左が発芽前、右が発芽玄米です。
芽が伸びてしまうとせっかく増えた栄養成分が芽に使われてしまうので、胚芽部分が膨らんでからこのくらい(0.5mm)までが食べ頃です。
発芽玄米の作り方~②冷蔵庫編
暑い時期や長時間家にいないときは、雑菌が繁殖しやすいので冷蔵庫がおすすめです。
冷蔵庫は温度が低いので発芽まではしませんが、しっかり膨らめば発芽玄米として十分栄養は増えています。
冷蔵庫で発芽玄米を作る
- 玄米を洗います。庫内が狭くなるので100均の容器などを使っています。
- 水を加えて冷蔵庫に入れ,、1日1回水換えをします。
- 翌日(24時間後)。胚芽の部分がふっくらしてプチ発芽玄米になっています。
- 2日目(48時間後)。
- 3日目(72時間後)まで置いてみました。今にも芽が出そうですが、これ以上浸けておいても変わらないので、2日目か3日目には食べるようにします。
発芽玄米を作るメリットと注意点
家で発芽させるメリット
自分で発芽させる一番のメリットは安価なこと、そして好みの玄米で作れること、発芽してすぐに炊飯できることです。
市販の発芽玄米は値段も高く、発芽させた後にまた乾燥させるので、味も落ちるといわれています。
またそのストレスでアプシジン酸という発芽を抑制する有害物質が増えてしまうといわれており、できれば発芽させたものを乾燥させずにすぐに炊くのが理想的。
家で発芽させて、そのまま炊くのが一番美味しいと思います。
玄米選び
玄米はすべてが発芽するわけではありません。
玄米によっては発芽しなかったり、発芽に時間がかかるものもあります。
無農薬・減農薬のもの、なるべく高温乾燥させていない玄米を選び、通販なら商品説明や口コミなどもチェックして選んで下さい。
最近私が食べているのは「 京の米職人 」というショップのJAS有機栽培米。
とてもきれいな玄米です。
無農薬・無化学肥料の玄米で、いつも元気に発芽してくれています。
注文は2kg~30kgまで。
食べ比べができる「お試しセット」もあるので発芽玄米を作ってみたい方はぜひ。
浸水中
発芽するまでは、水がいたまないように注意してください。
気温にもよりますが、夏は2~3回、冬は1~2回を目安に水を変えてください。
玄米は呼吸するのでぷくぷくと少し泡が出ますが、泡が多かったり変な臭いがしたら室温が高い、水替えが不十分かと思います。
残念ですが作り直してください。
発芽したら
発芽させた玄米は置いておくと発芽が進んでしまうので、すぐに炊かないときは洗って水を切り、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存して下さい。
4~5日保存することができます。
それ以上保存しておきたい場合は、冷凍庫で保存してください。
発芽玄米の作り方まとめ
常温:1~2日置いておく
冷蔵庫:48~72時間置いておく
発芽していなくてもしっかり膨らめばOKです!
甘みのある美味しい玄米ごはんになります。
玄米は発芽の準備をすることによってギャバなどの機能成分が豊富になり、美容にもダイエットにも健康にもおすすめ。
玄米に比べると消化も良いので、胃腸が弱い人や玄米を断念した人にもおすすめです。
芽が出ていなくても発芽の準備が始まっていれば効果は得られるので、仕事などで水の管理が難しいという方も、ぜひひと晩以上水に浸けてから炊いてください。
玄米の苦みや臭みが気になる方は、自然塩や塩麹、お酢を少量加えて炊いてみてください。
甘みが出てふっくら美味しく炊けます。